2006年05月01日

つくる。生活

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【つくる。生活/こばやしゆう】 主婦と生活社

ゆうさんとはじめてお会いしたのは2年前。掛川の不思議な料理店。道に面したテラスで、アフリカの話を目をキラキラさせて話していたのが印象的。

「つくる」ことを生業とするゆうさんは、何でも自分でつくる。
土の器を始め、料理も、絵本も、明かりも、ブランコも、そして家まで自分でつくる。

人も自然の一部であるということ。。。
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2005年11月16日

さくら/西加奈子

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主人公の薫クンと、その飼い犬のさくらを中心に「家族」をクローズアップした作品。このところ東野圭吾のミステリーばかり読んでいたので、このふわふわした独特の文体になんとも癒された。著者の西さんはイラン・テヘラン生まれで小学校時代の大半をエジプトで過ごし大阪へ来たという変わった経歴。まだこれが2作目、20代後半という若い作家さん。

気づけばすっかり忘れてしまっている少年時代の感情や記憶。毎日が新鮮で、毎日が退屈で、毎日が欲求不満で、毎日が夢にあふれて、毎日が充実していたあの頃。何もかも当たりまえの、愛すべき普遍的な日常。そこにこそ美しい家族の姿があった。この物語の前半はそんな気持ちを思い起こさせてくれる。

まっすぐな家族がまっすぐに生きていく。

そして後半。
まっすぐな家族がまっすぐに生きていった結果、すこしづつずれていたベクトルによって引き起こされる大きな破綻。特に美しすぎる妹の、美に隠した愚かさ。美しいものは実は醜く、醜いものは美しい。この家族にとって、幸せはいつも永遠ではなく幸せのあとは必ず不幸がやってくる。ありがちではあるがそんなストーリーに見るカタルシス。

なにより、良く喋る犬「さくら」に救われる。

あぁ誰か金儲け主義の誰かがこの作品を映画化するなら、
よく喋る雑種さくらはこんな犬にして欲しい。
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2005年10月18日

東野圭吾にハマる

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先週末に読んだ「時生」でケイゴワールドに引き込まれて、今回北海道への旅の道中に読んだのが「秘密」。1999年のこの作品は第52回日本推理作家協会賞を受賞している。
面白い。こんなにハマったのは中学のときの赤川次郎以来かも知れない。緻密に組まれたミステリー。ストーリーが面白く表現力が豊か。情景描写と感情描写はごく自然なのにぐいぐい感情移入でき、いつのまにか感情までもをコントロールされている自分に気づく。こうなるとすっかり麻薬だ。早く次が読みたくなって早速「百夜行」を購入。こうして読書の秋が更けていく。続きを読む
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2005年09月11日

ほぼ日刊イトイ新聞の本

大好きなホームページ「ほぼ日刊イトイ新聞」。
毎日とは言わないが頻繁にチェックするホームページ。
「ほぼ日刊イトイ新聞の本」(2001年)を今さらあらためて読んでみる。
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糸井さんがこのページを立ち上げた経緯など、その独特の語り口が面白い。
冒頭の「偽物の不細工なウォークマン」の話でノックアウト。
「一般に貧しいと思われていることの方が実は豊か」というのは負け惜しみっぽいが、「豊かであることが実は貧しい」ということに築くことが大切だと。

≪パチンコで取ったSONY製でもAIWAでもないアジア系のデカくて無骨なウォークマンを、おもちゃ代わりに娘に与えた糸井さん。ある晩、娘に「イヤホンの新しいのが欲しい」と言われる。見ればあまりにもお粗末なイヤホンが1年を経てダメになりかかっていた。娘はその偽ウォークマンで好きなテープを聞いて、大事にイヤホンをぐるぐる本体に巻きつけて仕舞う。----何でも買えばある。なくしても買えばいい、古くなったら新しいのを買う。高いものは簡単に買えないけど、値段の安いものならいくつでも買える。知らず知らずそう考えるくせがついていた。≫
人が他の人をや、物を大事にしているのを見るのは気持ちがいい。倫理や道徳ではなく精神的な快感がある。
いったいこれが糸井さんのホームページ設立に何の関連があるのか、と問われれば、これが大いに関係があるのだ。

以前糸井さんにインタビューした時、素敵な名言を2つ僕にくれた。
『大切なものを大切だと思うためには「少なく」すること。』
『負けてもいい場所をいっぱい作ること。』
なんでも勝とうとしたら忙しくて仕方ない。
自分の勝てるところだけ持っていれば後は負けていいんだって。


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2005年07月15日

さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学

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流行に乗じて読んでみた1冊。
本屋では入り口から平積みになっているこの本。

まず書き口が面白い。
焼き芋やが巡回してきたら「あ、なんか食べたい!」と思うところを、
さおだけ屋が来たところで「あ、なんか干したい!」ってそりゃ思わない(笑)
ベストセラーたる所以は、会計学というより読み物として十分面白いから。

それでも勉強になることもいっぱい。
なんと人との付き合い方についても教えてくれています。
《人脈は回転率で考える‥の章より》
人脈というと、なるべく多くの業種の幅広い世代の人々と関係を持つことに重点が置かれがちですが、それは大きな勘違いなんだそうです。
100人と薄っぺらい関係を築くのではなく、100人の人脈を持つひとりの人物としっかりした人間関係を築くことが大事。
だから異業種交流会なんかに参加する暇があったら、自分の昔からの知り合い、信頼できる人としっかりした人間関係を築くべきなんだそうです。
なるほど納得。

この本を読んで自分の財布の紐を締めたら、
次はこの本で、運用を考えるのもいいかも。
あの竹中大臣がまだ経済学者だったころの対談です。

keizai.jpg追記
posted by PIYO at 16:17| 静岡 ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | BOOK | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月07日

オンリーミー/私だけを

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三谷幸喜のエッセイ『オンリーミー/私だけを/幻冬舎文庫』を後輩が貸してくれた。
当時の三谷さんの肩書きは「東京サンシャインボーイズ」の劇団長&脚本家という感じで、出世作となったテレビドラマ「振り返れば奴がいる」の脚本を書いていた当時なので、一般的な知名度は少なかったようだ。
しかし30歳前半、ほぼ僕と同じ年齢でこれを書いていると言うのは
やはり比較して”凄い”と思わざるをえません。

それにしても面白い。新幹線の中で読んでいたが、
笑いをこらえるのが大変だった・・・というかこらえきれず笑っていた。
いっそ周りの人に変な人と思われれば、何かと都合もよかったりする(笑)

シチュエーションコメディを得意とする三谷さんのこと。
どうもこれを読んで笑いをこらえているという読者(俺)が、
思うつぼなのかも知れない。
posted by PIYO at 21:58| 静岡 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | BOOK | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月23日

サービスの極意

昨年、浜名湖花博でインタビューさせていただいた。
まずそのピリッとした佇まい。
しかしその腰の低さ、物腰のやわらかさ、
懐の深さ、気配りなどに感服した。


「サービスの極意」
田崎真也(著)
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ソムリエと言うか作家に近い田崎真也さん。

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posted by PIYO at 22:16| 静岡 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | BOOK | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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